ホロライブ所属のVTuber・大空スバルは、ドラゴンクエストシリーズの配信を複数タイトルで展開しています。特に注目されたのはドラゴンクエストⅧで、2021年5月から7月にかけて完全初見でプレイし、全12回の配信を通じてクリアまで到達しました。DQ8配信では「DQシリーズ完全初見」というタグが付けられ、初めてドラクエに触れるスバルの新鮮なリアクションが大きな話題となりました。
参考)⚔ドラゴンクエストⅧ:Dragon QuestⅧ:完結⚔ -…
2024年1月にはドラゴンクエストⅠのクリア耐久配信を実施し、6時間以上の長時間配信でラスボス竜王を撃破。続いて同年9月から11月にかけてドラゴンクエストⅣを配信し、全16回のシリーズとしてこちらも完走しました。特にDQ4では、残りHP一桁という極限状態でデスピサロにとどめを刺すシーンが切り抜かれ、ファンの間で大きな盛り上がりを見せました。
2025年10月から11月にはSFC版ドラゴンクエストⅢの配信をスタートし、全10回以上の長期シリーズとして展開。HD-2Dリメイク版ではなく、あえてスーパーファミコン版を選択したことも話題になりました。
大空スバルのドラクエ配信が実現した背景には、2021年5月にホロライブ運営のカバー株式会社がスクウェア・エニックスと包括的なライセンス契約を締結したことがあります。これにより「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」シリーズの配信が可能となり、スバルを含む多くのホロライブメンバーがドラクエ配信を行うようになりました。
参考)https://kai-you.net/article/80386
大空スバルのドラクエ配信の最大の魅力は、完全初見プレイによる新鮮なリアクションと、笑いを絶やさない実況スタイルです。ドラクエシリーズをほとんどプレイしたことがなかったスバルは、システムやストーリー展開に対して驚きや感動を率直に表現し、視聴者と一体感を生み出しています。
参考)【#12】DQシリーズ完全初見!ラストダンジョン!!!ドラゴ…
実況の特徴として、ボケとツッコミの絶妙なバランスが挙げられます。例えばDQ1の配信では、竜王との戦闘中に「竜王と姫が一緒に逃げた」と思い込み、ドラゴンを倒したら姫が帰ってきたという展開に困惑する様子が見られました。また、自キャラクターを「スバル」と名付けることが多く、「スバルが激弱」「スバルの覇気で敵が逃げる」といった自虐的なコメントやセルフツッコミが配信を盛り上げています。
レベリングへの異常な執念も見どころの一つです。DQ3の配信では長時間レベリング配信を複数回実施し、視聴者からは「レベリング狂」と称されるほど。特に2025年10月19日の配信では、予定時刻から83分遅れて配信を開始する大寝坊を起こし、同じくホロライブ所属のさくらみこからの電話で叩き起こされるというハプニングが発生しました。この出来事はX(旧Twitter)で「#ゆっくり寝ろスバル」がトレンド入りするほどの話題となり、「大空スバル、スーパーファミコン版ドラクエ3配信で数万人視聴」という配信前にも関わらずトレンドに上がる現象が起こりました。
参考)大空スバル、ドラクエ3配信で83分の大寝坊!→さくらみこから…
ボス戦での極限プレイも視聴者を引きつける要素です。DQ4のデスピサロ戦では、残りHPが一桁という瀬戸際の状況でとどめを刺す劇的な展開を見せ、切り抜き動画としても大きく拡散されました。このように、緊張感と笑いが混在する独特の配信スタイルが、大空スバルのドラクエ配信の人気を支えています。
参考)https://www.nicovideo.jp/watch/sm44285653
大空スバルのドラクエ配信には、視聴者の記憶に残る数多くのエピソードがあります。その中でも特に話題となったのが、83分の大寝坊事件です。2025年10月19日、SFC版ドラゴンクエストⅢの配信予定日にアラームが故障し、予定時刻から1時間23分も遅れて配信をスタートしました。スバルを叩き起こしたのは、先輩VTuberのさくらみこからの電話で、配信冒頭でスバルが慌てて謝罪する様子が微笑ましいと評判になりました。
DQ3の配信では、ゲーム内イベントで悶絶する様子がファンアートの題材にもなっています。ストーリーの感動的なシーンや予想外の展開に対して、スバルの感情が豊かに表現される瞬間が、視聴者にとって大きな見どころとなっています。
参考)https://www.pixiv.net/artworks/136468011
DQ4の配信では、AIの作戦行動に振り回されるシーンが頻繁に見られました。仲間キャラクターが勝手にザキやザラキ(即死魔法)を連発し、スバルが死にまくって全滅するという展開が繰り返され、視聴者のコメント欄は笑いと共感で溢れました。このようなドラクエシリーズならではのシステムに対する初見プレイヤーの反応が、配信の面白さを倍増させています。
また、DQ8の配信では初めてのドラクエということもあり、魔法の名前やアイテムの使い方、戦闘システムなど基本的な要素すべてが新鮮な驚きの対象となりました。スバルの「ベギラマ最強魔法」という認識や、敵の行動パターンに対する素直な反応が、ドラクエファンにとっては懐かしくも新鮮な視点として受け止められています。
大空スバルのドラクエ配信は、視聴者にとって単なるゲーム実況を超えた体験を提供しています。完全初見プレイのため、ネタバレを避けながらも視聴者がゲームの魅力を再発見できる構成になっており、多くのファンが「一緒に冒険している」感覚を味わっています。
特に注目されるのは、長時間配信や連続シリーズによって生まれるコミュニティの一体感です。DQ3のレベリング配信では、数時間にわたってレベル上げを続けるスバルを応援しながら、視聴者同士がコメント欄で交流を深める場面が多く見られました。配信のハッシュタグ「#生スバル」を使ってXに感想をツイートするファンも多く、配信外でもコミュニティの盛り上がりが継続しています。
参考)https://x.com/oozorasubaru/status/1979388036128608467
また、スバルの配信をきっかけにドラクエシリーズに興味を持つ新規プレイヤーも増加しています。完全初見の視点で語られるストーリーやシステムの解説は、ゲームに不慣れな視聴者にも分かりやすく、「自分もプレイしてみたい」と感じるきっかけになっています。実際、配信のコメント欄には「スバルちゃんの配信を見てドラクエ買いました」といった声が数多く寄せられています。
さらに、スバルの配信スタイルはエンターテインメントとしての価値も高く評価されています。笑いあり涙ありのドラマチックな展開、予想外のハプニング、視聴者との温かいやり取りなど、ゲーム実況の枠を超えた魅力が詰まっています。これにより、ドラクエファンだけでなく、スバルのキャラクターやトーク力に惹かれる幅広い層が配信を楽しんでいます。
大空スバルのドラクエ配信を最大限に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。まず、初見プレイの価値を守るためのマナーが重要です。スバル本人が配信説明欄や冒頭で「ネタバレ禁止」「指示は求められたときだけ」というルールを明示しており、視聴者も積極的にこれを守っています。初見の驚きや発見を尊重することで、配信全体の質が保たれるため、コメント欄では過度なヒントやネタバレを避ける配慮が求められます。
次に、アーカイブ視聴の活用もおすすめです。ドラクエ配信は長時間になることが多く、リアルタイムでの完全視聴が難しい場合もあります。YouTubeのアーカイブとして残されているため、自分のペースで視聴しながら楽しむことができます。特にDQ3やDQ4のような長期シリーズは、まとめて視聴することでストーリーの流れを追いやすくなります。
参考)【ドラクエ】 大空スバル(ホロライブ)の動画(45件) / …
また、関連する切り抜き動画やファンアートをチェックするのも一つの楽しみ方です。名シーンや面白エピソードが切り抜かれて短時間で楽しめる形で公開されており、配信の魅力を凝縮して味わうことができます。ファンアートも多数制作されており、pixivなどで「大空スバル ドラクエ」で検索すると、配信を元にした創作作品が見つかります。
最後に、他のホロライブメンバーのドラクエ配信と比較して楽しむのも面白いアプローチです。博衣こよりや白銀ノエルなど、他のメンバーもドラクエ配信を行っており、それぞれ異なるプレイスタイルや反応を見せています。スバルの実況と比較することで、ドラクエシリーズの多様な楽しみ方を発見できるでしょう。
参考)【ホロライブJP】ドラゴンクエスト配信まとめ【ドラクエ】 -…
大空スバルのドラクエ配信に関する公式情報や最新スケジュールは、ホロライブ公式サイトやスバル本人のXアカウントで確認できます。
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